2015-08-12 09:05

PASELIと現金どっちがお得? コナミの音ゲー1曲あたりの料金まとめ

ゲームセンターで使えるコナミの電子マネー・PASELI。 音ゲーをプレイする人なら使う機会も多いと思うけど、はたしてPASELIと現金はどっちがお得? コナミの音ゲー10機種の1曲あたりのプレイ料金をまとめてみた。


前提条件は1クレジット100円、120PASELI。 店舗により価格設定が異なるが、一般的にはこの設定になっている場合が多いはずだ。

なお、1曲あたりの料金を計算するので、割り切れない場合は小数点第2位を四捨五入している。 またPASELIプレー時はPASELIポイントが取得できるが、ポイント還元率が0.5%と小さいのでここでは考慮しないことにした。

beatmaniaIIDX(ビーマニ)

PASELI:30円 現金:33.3円

1クレジットで3曲として、コインプレー時は100/3で1曲33.3円。

PASELIプレー時は条件を満たすことでEXTRA STAGE(エクストラステージ)が出現。 3曲+EXTRA STAGEの合計4曲をプレイすることができる。

EXTRA STAGEに進出するにはFINAL STAGEでLEVEL 8以上をクリアすればOK(詳しい条件はwikiを参照)。 中級者以上ならほぼ確実に進出できると思うので、 PASELI使用時の1曲あたりのプレイ料金は120/4=30円と考えていいだろう。

pop'n music ラピストリア(ポップン)

PASELI:34.3円 現金:33.3円

1クレジット3曲として、コインプレー時は1曲33.3円。

PASELIプレー時は1曲クリアするごとに、EXTRAランプが1文字ずつ点灯。 E、X、T、R、Aの5つのランプが全て点灯すると、EXTRA STAGEとして1曲おまけでプレイできる。 IIDXと違い2回(120P×2)に1回しかEXTRA STAGEには進出できないため、 PASELIプレー時の1曲あたりのプレイ料金は240/7=34.3円となり、コインプレーよりも若干割高となる。

現金でもPASELIでも全ステージ保証。

jubeat prop(ユビート)

3曲100円、120Pの場合

PASELI:36円 現金:32.7円

ユビートは楽曲プレイごとに貰えるBONUS TUNE POINTを1000ポイント集めると BONUS TUNEとして追加でもう1曲プレイすることができる。 1曲プレーで貰えるBONUS TUNE POINTは マッチング人数やマッチング相手のプレイ成績によって変動するため運の要素が大きい。 PASELIプレー時はNORMAL MOREモードとなりBONUS TUNE POINTがたまり易くなる(コインプレーの6倍前後たまる)が、 その分を計算しても1曲あたりの料金はコインプレーより割高になってしまう。

コインプレーの場合、1曲につきBONUS TUNE POINTを平均20ポイント取得できると仮定すると、 17クレジット(51曲プレイ)で1020ポイントとなり、BONUS TUNEに進出。 1曲あたりのプレイ料金は1700/52で約32.7円となる。

PASELIプレーの場合、1曲につき平均120ポイント取得できるとして、9曲プレイでBONUS TUNEに進出。 1曲あたりのプレイ料金は360/10で約36円となる。

なお店舗によっては、3曲100円、100P設定になっていることもあり、 その場合の1曲あたりのプレイ料金は

PASELI:30円 現金:32.7円

となり、BONUS TUNEに突入しやすいPASELIが割安となる。

REFLEC BEAT groovin'!! Upper(リフレク)

PASELI:30円 現金:33.3円

1クレジット3曲として、コインプレー時は1曲33.3円。

PASELIプレー時は、開始時にバリューパックチケットが3枚貰え、FINAL ROUND終了時にこれを2枚消費することでEXTRA ROUNDに進出できる。 合計4曲プレイできるため、1曲あたりのプレイ料金は30円だ。

またバリューパックチケットはFAILED時に次のステージへ進んだり(1枚消費)、 専用の検定試験を遊ぶのに使うこともできる。

SOUND VOLTEX III(ボルテ)

PASELI:40円 現金:33.3円

ボルテは現金でもPASELIでもプレイできる曲数は3曲のみ。 他の音ゲーにあるEXTRA STAGEという要素がないため、PASELIプレーは割高になる。

PASELIプレー時は「最初から全LEVELの楽曲がプレー可能」 「TRACKCRASHしても一度だけ次のステージに進める2曲保証」 「一部譜面の解禁に必要となるBLASTER ENERGYがたまりやすい」といった特典があるが、 LEVEL制限についてはSKILL ANALYZER(段位認定)に合格することで緩和されるし、TRACKCRASHはマッチングで助けてもらえる場合も多い。 少しでも節約したい場合はコインプレーのほうがオススメかもしれない。

BeatStream(ビースト)

PASELI:30円 現金:33.3円

コインプレー時は1曲33.3円。

PASELIプレー時は3曲ともクリアすることでBONUS SCENEが出現。 合計4曲プレイできるため1曲あたりのプレイ料金は30円となる。

現金でもPASELIでも3曲保証だが、 PASELIプレー時のみ1曲目から高いLEVELの楽曲がプレイできる(BEAST CHALLENGE=段位認定に合格することでコインプレーでも制限なく楽曲を選択できるようになる)。

GITADORA Tri-Boost GuitarFreaks / DrumMania(ギタフリ&ドラマニ)

PASELI:30円 現金:33.3円

1クレジット3曲として、コインプレー時は1曲33.3円。

PASELIプレー時のみ、各ステージのクリア成績次第でENCORE STAGE(EXTRAステージ)が出現し、合計4曲プレイすることができる。 ENCORE STAGEの出現条件の目安は、3曲平均ランクS。 さらに、ENCORE STAGEで特定条件を満たすとPREMIUM ENCORE STAGEが出現。なんと合計5曲もプレイできる。

ただし、PREMIUM ENCORE STAGEへの進出は非常に厳しく、上級者でも難しい(というかめったに見たことない)。 ENCORE STAGEであれば、少し厳しいが中級者以上なら毎回進出することも可能だ。

よってPASELIプレー時は平均4曲プレイできると仮定。 1曲あたりのプレイ料金は120/4=30円となる。

DanceDanceRevolution(ダンレボ)

PASELI:34.3円 現金:33.3円

1クレジット3曲として、コインプレー時は1曲33.3円。

PASELIプレー時は1曲ごとのプレイ結果に応じて☆が取得でき、 FINAL STAGE終了までに☆を9個集めることでEXTRA STAGEに進出できる。 EXTRA STAGEに進出できなかった場合☆は次回プレーに持ち越される。

1回(120P)でEXTRA進出も不可能ではないが、ある程度の上級者でないとかなり厳しい。 またEXTRA STAGEはコンボを4回切ると強制終了となってしまうため、通常のステージよりもプレイ時間は短くなりがちだ。 そのため、PASELIプレー時はポップンと同じく2回(240P)で7曲できると仮定。 よって1曲あたりのプレイ料金は34.3円になる。

なおPASELIプレー時は全3曲保証。

DanceEvolution ARCADE(ダンエボ)

1人プレーの場合

PASELI:48円 現金:50円

1クレジット2曲なので、コインプレー時は1曲50円。

PASELIプレー時は「PREMIUMモード」となり途中FAILED無しの2曲保証となる。 またプレー終了時にPREMIUMチケットが貰え、次回プレイ時に1曲多く遊ぶことができる。 ただし、3曲遊んだ回にはPREMIUMチケットは貰えない。 よって2回(240P)で5曲プレイできることになり、1曲あたりのプレイ料金は48円となる。

なお、PREMIUMチケットは獲得した店舗でのみ有効で、10日間の使用期限もあるので注意したい。

2人プレーの場合

PASELI:40円 現金:50円

コインプレー時は1人1曲50円。

PASELIプレー時のみ、2人でPREMIUMモードをプレーすることで常時3曲遊ぶことが可能。 1人1曲あたりのプレイ料金は120/3で40円。

というわけでダンエボの場合、1人プレー時は現金でもPASELIでも1曲あたりの料金はあまり変わらず。 PREMIUMチケットの使用期限等を考えると「コインプレーの方が良い!」という人も多いかもしれない。

ただ、2人プレーの場合は断然PASELIがお得なので、2人でプレーするときはできるだけPASELIを使いたい。

まとめ

PASELIと現金はどっちがお得か? 機種ごとに計算してみると、基本的には1曲多くプレーできるPASELIの方が割安だが、 エクストラステージが存在しない機種や条件が厳しい機種はコインプレーの方が割安、という結果になった。

ここでは1クレジット100円、120Pを前提として計算したが、店舗によって設定が異なる場合もあるし、 同じ店舗でも時間帯によってサービス料金が設定されていることもあり、 それによってどちらが割安かは違ってくるので注意しよう。

また、PASELIプレー時のみ3曲保証(2曲保証)になる機種もあったり、 PASELIプレー時しか選択できない楽曲があったりと、 単純に料金だけでは比較できない面があるのも確かだ(各機種の詳しい情報はwikiなどを参照してね!)。 毎日ゲーセンに通っているような人のなかには「普段はコインでプレーするけど、高難易度の曲に挑戦する時はPASELIでプレーする」 といった使い分けをしている人もいるかもしれない。

1曲あたりの違いはたった数円でも、何十回、何百回と積み重なることでかなりの違いになってしまうので、 少しでも節約したい人は状況に合わせてPASELIと現金を上手く使い分けていこう!

【関連リンク】

※注意: 本記事は2015年8月現在の情報をもとに書かれています。 また、筆者はほとんどの音ゲーをプレイしますが、 めったにプレーしない機種もあるのでなかには誤った情報が書かれているかもしれません(その場合は指摘して頂けると助かります)。



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